白クマとウォッカの国のYuko&Sasha

ペアスケーターの川口悠子選手とアレクサンドル・スミルノフ選手を応援する公認ブログです。

May 2011

yuko
公演の合間に韓国のピンス(カキ氷)で一休みの川口選手にお話を伺ってきました。

 ―お久しぶりです。今シーズンは襟足を伸ばした髪型でいく
 のかと思っていたんですが、切られたんですね。


 ゆうこ:はい。

 ―ファンの方からブログに髪型やメイクに関する質問や
 問い合わせを数多くいただいています。
 中でも「川口選手はご自身で髪を切っているのですか?」
 というのが多かったのですが。


ゆうこ:髪型は基本的に専属の美容師さんが今の流行であること、演技の邪魔にならないこと、
タマラのOKがもらえるようにという条件を満たすように切っています。
なので私の意見は限りなくゼロに近いです。

―ロシアと日本の美的センスの違いって大きいですよね。川口選手は耳を出したり、まとめ髪にしたほうが似合うのではないかとファンの方から声が上がっているのですが。

ゆうこ:個人的には短いのは好きだけど、顔の出るラインを変えたいといつも思っています。
耳を出して首の線が出るアップも好きです。
ロシア人は耳を出すのを嫌うのですが……特に私のような耳は
でもなんだかんだいって結局女性らしく美しく見えれば何でもOKなんだと思います。メイクも同じです。
どなたか私にメイクしてヘアカットしてタマラにOKを出させることが変えるための一つの道ですね(笑)。

―スミルノフ選手も今シーズンはずっとオールバックかと思っていたのですが。

ゆうこ:ジェルのつけすぎで髪が痛んだらしいです。

―ペテルブルグのチャリティーショーお疲れ様でした。ハバネラと千と千尋の二本立てでしたね。

ゆうこ:ハバネラも千尋も私たちのお気に入りになりました。多くの方に気に入っていただけて
嬉しいです。

―ソウルはいかがですか?

ゆうこ:あまりの日本人観光客の多さに正直ビックリです。
空き時間を縫って韓国人の友達に美味しい韓国料理に連れていってもらったり、観光もできて、
とても充実した時間を過ごせました。韓国料理は好きなので。

―すっかり韓国になじまれた様子ですが、Bolshoi on Ice、長丁場の公演はいかがですか?

ゆうこ:1日2回のペースの公演は、選手(アマチュア)の私たちにとっては慣れないハードスケジュールでしたが、とてもレベルの高いBolshoiの方々とショーで滑ることは、貴重な経験になりました。
そしてスケートにあまり詳しくない韓国の方たちの反応はとても新鮮で、競技者としてではなく
演技者として勉強になりました。

―ボブリンは川口選手、スミルノフ選手のプログラムの振付をされた方でもありますが、普段から交流はあるのですか?

ゆうこ:あります。

―ソウル公演が終わると、すぐにペテルブルグで練習、新しいプログラムの振付ですね。
噂ではFS「月の光」は続行と聞きましたが?


ゆうこ:プログラムに関してはまだ何も決めていません。また大好きになれるプログラムを作りたいです。

―お忙しい中、どうもありがとうございました。

ゆうこ:ありがとうございました。

現在韓国ソウル市の木洞アイスリンクでイゴール・ボブリン率いるBobrin Ice Theater
の"Bolshoi on Ice"の公演が行われています(4月27日〜5月22日)。
川口選手&スミルノフ選手はソウル公演のゲストスケーターとして出演中です。

公演公式サイト(韓国語)
上記のサイトに過去の公演の写真が掲載されています。


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公演は1日に2〜3回。川口選手&スミルノフ選手も日替わりで様々なEXナンバーを滑っています。
この日のもう一人のゲストスケーターはデニス・テン選手で、コミカルな白鳥と
ニューシネマパラダイスの曲にのせたしっとりとした演技で会場を沸かせていました。
今後、アリョーナ・レオノワ選手も登場するようです。

■リンク(幻想的です)
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管理人は昼の部、夜の部の両公演を見ましたが、観客席(特に2階)はフィギュアスケート初見
という客層で、ショーの最初から最後まで世間話で盛り上がっていたり、
売店のお菓子を持ち込んでつまみながら観戦したり、
携帯電話で話す人がいたりと、非常にのどかな印象でした。
ベステミアノワ&ブキンが華麗なステップで会場を一周しても反応は薄く、かと思えばシングルアクセルやアップライトスピンに猛烈な拍手が沸き起こったり、切ないシーンで何故か笑いが起こったり等、
文化の違いなのかもしれませんが、観客の反応も一味違いました。

川口選手とスミルノフ選手は
「毎回客層が違い、お客さんによって反応は違うけれど、総じて反応が正直でいい」と話していました。

韓国ではペアもアイスダンスもまだ馴染みがないようで、それだけにデススパイラル、リフトやツイストといったペアの技では一際大きな歓声(と何故か笑い)が起こっていました。
夜の部で披露した川口&スミルノフ組のEXナンバー「美しく青きドナウ」では、
川口選手がブーケをキャッチしたところで拍手(ここで拍手が起きたのは初めて見ました)。
スミルノフ選手の客いじりにも磨きがかかり、いつもより多く投げキッスを振りまき、
韓国のおばさんたちのハートを鷲づかみにしていました。
二人とも好調で、高さがあり、着氷後にも流れのある素晴らしいスロージャンプを決め、
安定した高難度のリフトで観客の目を釘付けにしていました。

ボブリン&ベステミアノワ夫妻振付の作品(この日の公演は白雪姫と七人の小人、ロミオ&ジュリエットの二部作)は芸術性が高いだけでなく、観客を楽しませる趣向が随所にちりばめられています。
マジックあり、サーカスのようなアクロバティックな演技あり、衣装早着替、バックフリップ、ペア、
アイスダンス、シンクロスケーティングありで、宝箱から次々といろいろなものが飛び出してくる
まさに夢のような世界した。
(問題はひげをつけた美男美女の小人たちのスタイルがよすぎたことでしょうか)

とりわけ今なお現役のボブリンの存在感とショーを通しての天才的な構成と演出、
ベステミアノワ&ブキンの情熱的かつ美しいスケーティングには圧倒されます。

ロシア国内外の各地で公演して周っているそうですので、機会がありましたら是非ご覧ください。

川口選手も「レベルの高いアイスショーで滑るのはとても楽しい」と話していました。

会場では携帯電話のお客には注意しないのですが、カメラは厳しく取り締まっていました。
管理人は関係者から写真撮影の許可をもらっていたにも関わらず、
カメラを構えた瞬間、職務に忠実な会場スタッフから厳重注意を受け、
川口選手&スミルノフ選手の演技中の写真を撮ることができませんでした。

■公演後のわずかな時間に撮影できた唯一の写真です
yuko_sasha

川口選手&スミルノフ選手の今後の予定です。

〜5月22日 アイスショー出演のため韓国滞在
5月下旬〜 来シーズンのプログラム振付
6月28日〜7月8日 イタリア合宿

来シーズンどの試合にエントリーするかはまだ決まっていないそうです。

moskviny












「モスクヴィヌィ(モスクヴィン、モスクヴィナ夫妻)」
著者:エレーナ・バイツェホフスカヤ
出版社:アムフォラ
2011年、320頁
ISBN:978-5-367-01752-6
ロシア語

川口選手にとっては「ロシアのおじいちゃんとロシアのママ」であるロシアを代表する
フィギュアスケートコーチ夫妻、イーゴリ(英語読みイゴール)・モスクヴィンとタマラ・モスクヴィナ夫妻の伝記が今年、出版されました。

二人の馴れ初め、モスクヴィンコーチとその生徒タマラ&ミーシン、二人の家庭生活、
数多くの門下生について等、フィギュアスケートファンにとっては垂涎の内容となっています。

全18章の17章(p253〜)は川口選手の章になっています。
ペア結成、ペア変更、国籍変更、バンクーバー五輪、そして五輪後の手術までの話です。
スポーツジャーナリストである著者が多くの有名人、関係者にインタビューした内容が挿入され、
物事を多角的にとらえた作品に仕上がっています。


ミーシン:
「タマラはあの年でなんと幸運なんだろう。川口のような教え子を持つのは、コーチの夢だよ」

ゆうこ:
「(当初)私はロシア語をほとんど知りませんでした。こんにちは、ありがとう、さようならだけ」
「タマラはとても多くのことを要求してくるのですが、それが私にとっては難しいこともあります。
私はマスターする速度が遅いのです。アクセル、ごく普通の1回転半のシングルアクセルをマスターするのにも、私は3年かかりました。3年ですよ! 現在私たちはトレーニングごとに(新しいことを)学び、
それをすぐに高いレベルでやってみせないといけません。常に考えて、考えて、考えて、頭を使わないといけないのです」

タチアナ(モスクヴィナコーチの妹):
「私の専門は生理学です。トレーニングには正しい栄養摂取が必要です。なのにゆうこときたら、まったく食べないんですよ。食べるのは日本から送られてきたものだけ。そんなんじゃ、やってけませんよ」
(管理人補足:これはかなり初期の話です)


モスクヴィナコーチは
「私たち(特に主人)の話がメインだから、日本のフィギュアスケートファンの方にとっては面白くないかもしれないですけどね」
とのことでしたが、著者・出版社の許可が下りれば、一部、完全に翻訳したものを当ブログでご紹介しようと思います。


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<モスクヴィンコーチの主な門下生>
リュドミラ・ベルソワ&オレグ・プロトポポフ(62年〜64年世界選手権銀、65年〜68年世界選手権金、64年、68年五輪金)
タマラ・モスクヴィナ&アレクセイ・ミーシン(69年世界選手権銀)
イゴール・ボブリン(81年欧州選手権金)
ラリサ・セレズネワ&オレグ・マカロフ(84年五輪銅、85年世界選手権銀、88年世界選手権銅)
※現在女子シングルで活躍中のマカロワ選手のご両親です。


<モスクヴィナコーチの主な門下生>
イリーナ・ボロヴィエワ&アレクサンドル・ヴラソフ(76年世界選手権銅、77年世界選手権銀)
イリーナ・ボロヴィエワ&イゴール・リソフスキー(81年世界選手権金)
エレーナ・ワロワ&オレグ・ワシリエフ(83年、85年、88年世界選手権金、84年五輪金、88年五輪銀)
エレーナ・ベチケ&デニス・ペトロフ(89年世界選手権銅、92年五輪銀)
ナタリア・ミシュクテノク&アルトゥール・ドミトリエフ(91年、92年世界選手権金、92年五輪金、94年五輪銀)
オクサナ・カザコワ&アルトゥール・ドミトリエフ(98年五輪金)
エレーナ・ベレズナヤ&アントン・シハルリドゼ(98年、99年世界選手権金、98年五輪銀、02年五輪金)

5月2日サンクトペテルブルグのチャリティーショーに出演した川口選手&スミルノフ選手ですが、
現在は"Bobrin Ice Theater"、通称 "Bolishoi on Ice"の韓国公演に出演のため、
韓国滞在中です。
詳細が入りましたら、当ブログでお知らせいたしますので、今しばらくお待ちください。

"Bobrin Ice Theater"(ツアー予定)

サンクトペテルブルグでのチャリティーショーに参加のため、川口選手&スミルノフ選手は
今朝、ペテルブルグに戻ってきました。

昨日開催された世界選手権のエキシビションで第一部に登場した川口選手&スミルノフ選手は
「千と千尋の神隠し」の曲で滑りました。

当ブログに多数の問い合わせをいただきましたので、お答えします。

曲を選んだのは川口選手です。
「いつも何度でも」は川口選手のお気に入りの曲なのだそうです。

ロシアでもジブリの映画作品、音楽はよく知られています。
(ペテルブルグのロシア人はなぜか「Ghibli(ジブリ)」を「ギブリ」と発音する人が多いのですが)

東京の世界選手権では別のエキシビションナンバーを滑る予定だったそうですが、
モスクヴィナコーチからも日本の曲(できれば日本語の歌詞がついたもの)で滑るようにとの
指示があったようです。

振付:ゆうこ&サーシャ

だそうです。

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